スティード400 エンジン分解その2 シリンダー取り外しまで。

 ども、のやつです。

今回もスティード400のエンジンを分解していきますよ。

 前置きは今日はありません。

スティード400 エンジン分解

その2

シリンダー取り外しまで。

です。

カムチェーンの張りを解除したところからの続きですね。

こんな感じで部品の穴にハリガネを差し込んで固定しまして、チェーンの張りに余裕を持たせます。こーしなくても、分解はできそうですが、整備書の指示に従います。

整備書のいいなりなります。だって初めてなんですもの、、

したらば、次はカムサイドホルダーを外しますね。


これです。ネジ二本で固定されています。組み付けの向きと、ダウエルピンに注意します。

普通に外せますね。説明不要かしら、ま、せっかく写真を撮ったのでね、、、

次は、カムスプロケットを外します。


カムスプロケットはネジ二本で固定されています。ネジの緩み止めの薬が塗ってあるようで、回しにくいです。ネジを緩める時にカムシャフトが回ってしまわないように、何か工夫しますと外しやすいかもしれませんね。私は手で押さえながら回しました。

このネジの反対側にもう一本のネジがありますので、クランクシャフトをネジが見える位置まで回してもう一本のネジを外します。カムスプロケットにも組み付けの位置指定がありますので、取り外す前に、マークしておくか、しっかりメモをしておきます。裏と表の区別があるようですね。どちら向きに組み込んでも同じように見えるんですけどね。

カムスプロケットが外せました。カムチェーンとカムスプロケットはまだカムシャフトに

引っかかって、取り外せませんので、次はカムシャフトを取り外しにかかります、

 

まずは、カムシャフトホルダーを外します。五本のネジで固定されていますので、星形を書くように少しづつ緩めていきます。ワッシャーがあるので、外し忘れないように注意します。かなり固くネジが締まっていますので、大きな工具があると緩めやすいですよ。

大きな工具がありますと、簡単に強い力で締め付けられているネジを緩めることができます、無駄に体力を消耗しなくて済みますので、お勧めです。それほど高価な物でなくてもいいので、セットで持っていますと、一人で作業するときに役に立ってくれます。

カムホルダーが外せましたので、いよいよカムシャフトを外します。カムシャフトをを取り外すときにカムスプロケットと、カムチェーンをエンジンの中に落とさないように注意しながら外していきます。落としてしまいますと、クランクシャフトを回しにくくなるので、もう一方のシリンダーの分解がやりにくくなります。

ま、落としても

拾えばいいんですけどね。

なかなかアクロバティックに外します。

カムチェーンを落とさないように持ちながら、カムスプロケットはカムシャフトに引っ掛けて、どちらも落とさないように気を付けて、取り外し、、

できました。

カムシャフトが外せましたら、チェーンテンショナーを外します。ネジ二本で固定されています。とても見つけやすいネジなので、ついつい先に外してしまいそうになりますが、カムスプロケット、カムチェーンを外しておかないとものすごく外しにくいです。といいますか、外せません。エンジンによって分解の順番があるんですね。難しいです。

チェーンテンショナーを外すことができましたら、遂にシリンダーヘッドの取り外しにかかります。写真に写っています六ヶ所のほかにもう一本細いネジ、(スパークプラグの穴の近く)があって、合計七本のネジで固定されています。ここも一気に緩めずに少しづつ何回かに分けて緩めていきます。ここのネジも固く締まっていますので、大きな工具を使って緩めていくのが良いんじゃないかな。よくバイク整備で使われている9.5ミリ差し込み角の工具ではかなり大変でしたので、12.7ミリ差し込み角の工具がここでも活躍してくれました。

ネジを全て外しましたら、

シリンダーヘッドを外します。

と、行きたいところですが、、、

 

 二つのシリンダーをつなげているパイプを外します。クリップというんでしょうか、スナップリングって言うんでしょうか?呼び方がわからないんですが、パイプの両端についていますので、外します。シリンダーの間のスペースがとても狭いので、このパイプは今は外すことができません。ですが、外さないとシリンダーを取り外すことができません。

じゃあどーするの?

こーします。

パイプをどちらかに動かして、前と後のシリンダーの連結を外します。

パイプを移動させても、ものすごく狭い隙間しかできませんが、これでなんとかシリンダーヘッド、シリンダーを外せそうです。

取り外しの準備が整いました。プラスチックハンマーなどで「コンコン」叩きます。音が、「コンコン」から「ポクポク」に変わったら外せる合図です。

「コンコンコン、、、、」

まだかな、、

「コンコンコン、、、」

あれ、、もう少し強く叩いたほうがいいのかな、、

「カンカンカン、、」

外れてこないぞ、、、

こまったな、シリンダーヘッドとシリンダーがくっ付いて外せない。

ま、いいか、ちょっと重いけど、一緒に外してしまおう。


お、重いぞ、、

あと少し、、、

外し忘れは無いかな?チェーンに気を付けて、、

  

外せました。

これでエンジンの腰上と呼ばれている部品の取り外しができました。

もう一方のシリンダーも同じように外していきます。同じことを繰り返すので、記事には書きませんが、一度分解できますと、二度目はかなり簡単に外すことができました。

次回からは、エンジンの腰下部分の分解になります。エンジンを分解したいって方が少ないのに、さらに分解していきます。

マニアック路線、まっしぐらです。

どなたかのお役にたてるのでしょうか?どうなんでしょうか、、

まぁ、自分が面白ければいいか、、

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

それでは明日も頑張ってください。


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