バルブクリアランスを調整します

ども、のやつです。
戻ってきました。三月になりましたので、少し時間に余裕がとれるようになりました。
前回の続きですよね、、えっと、、

バルブクリアランスの調整

です。
それでは、早速、、
アジャスティングパッド、0.08ミリ厚い
これ、アジャスティングパッドって言う部品です。これの厚さをかえて、バルブクリアランスを調整します。
前回TT250Rレイドのバルブクリアランスを測定しましたら、排気側のバルブクリアランスが狭いことが判明しました。
基準値が
0.19~0.27ミリ
に対して、
測定値は
0.11ミリ
でした。

基準値より0.08ミリ狭いので、このアジャスティングパッドを0.08ミリ削ってバルブクリアランスを広くします。
 0.11ミリ(測定値)+ 0.08ミリ(削って広くする)= 0.19ミリ(基準値)

とっても簡単な計算ですね、

計算ではね、、
これ、削ります、0.08ミリ、、正確にね、、、

どーやって削るのか?
と言いますと、、、
研磨装置
これで削ります。
鏡に紙やすりを張り付けた、研磨装置です。
、、、、、、大丈夫です、、、、、多分、、、、、
ちなみに、紙やすりの番手は400番を装着しております。
この装置にですね、アジャスティングパッドを乗せてですね、シャカシャカ削るんです。

大丈夫なの?
こんな物で0.01ミリの精度って削れるの?

削る前から結果を予想してもしょうがないでしょう?
ドキドキしたいのです、
暇を持て余した中年はこーゆーことが大好きなのです。

あ、これね、削る方法が大事ではないと思うんですよね、どれだけ削ったのか?
  っていうのが大事だとおもうんですよね、なので、測定の道具が重要です。
0.01ミリを測ることが出来る道具が必要です。
マイクロメーター

マイクロメーターです。0.01ミリ単位を測ることが出来ます。
以前、エリミネーターのエンジンの測定をしてみようと思って購入したのですが、
測定する部分が25ミリ以上の大きさだったので測定できず、それ以来使っていなかったものです。
お値段は、、、たしか、、、2000円位だったような気がします。
とんでもない安さです。ですが、アジャスティングパッドより高いとか言うツッコミは禁止です。

なにはともあれ測ってみます。
アジャスティングパッド 測定値
えっと、計り方は、、、0が見える目盛が一つ0.5ミリで、、25って見える目盛が0.25ってことなので、、
目盛三つに0.5+0.5+0.5 =1.5
25の所で止まったから0.25をプラスして
1.75ミリくらいか、、、
0.08ミリ削るから、、、
1.67ミリ位まで削ればいいんだね、、
よーし、削っていこう。


円を描くように削ります
 こんな感じで円を描くように削りました。
縦方向だけ、横方向だけで削りますと、
押す、引くの動きになってしまいます。
そーしますと、どーしても、押す時と引くときの力加減が同じにならず、斜めに削れてしまうそうです。
なので、グルグル円を描くように削るといいそうです、
あ、それと、紙やすりはこまめに交換しました。この部品、意外と固いですね。すぐに紙やすりがダメになって、削れなくなります。
それと、エンジンオイルを少し紙やすりに塗って削ってみましたが、オイルを塗ると、
削れるスピードが極端に落ちるというか、削れにくくなりました。オイルでツルツル滑って削りにくいので、そのまま何も塗らずに削りました。
削り終わり 1.67ミリ位

で、ひたすらシャカシャカしてこんな感じまで削りました。
目標の1.67ミリです。
アジャスティングパッド一枚削るのに20分位かかりました。
慣れればそれほど時間はかからないかもしれませんね。
はたして、これで、バルブクリアランスは基準値に収まるのだろうか、、、、

組み付けます。 クルクル回ればしっかり入っている
早速組み付けます。
真っ直ぐしっかり組み込みます。
人によって確認の方法は違うと思いますが、アジャスティングパッドを組み込みましたら、アジャスティングパッドが凹の中でクルクル回るかどうか、小さなドライバーなんかで押してみますと確認できます。
クルクル凹のなかで回れば真っ直ぐ入っています。クルクル回らない場合はナナメになって引っかかっています。
私はこんな感じで確認しています。人によって違うでしょうが、確認は確実に、、、
バルブリフターも同じ方法で確認します。バルブリフターを組み込んだら、クルクル回るか確認して、引っかかりが無いことを確認します。
バルブクリアランス 再測定
そして、
再測定します。
結果は?
チェーン側 0.19ミリ (規定値)
反対側   0.18ミリ (規定値より0.1ミリ狭い)

、、、、驚きのほぼ規定値、、、こんなに正確にできるもんなのですね、正直こんなに正確に測定、加工ができるなんて思っていませんでした。

0.01ミリ削りが足りなかったか、、、、どうしようかな、、もう0.01ミリか、、、
削ろうか、、そのままにしようか、、、
うーん、、そのままにしよう。次が上手くできる保証なんて無いからこれで「よし」
とします。
組んだり、分解したりを何度も繰り返すと他の所を壊すかもしれませんので。

これで、ほぼエンジンは組み立てが終わりました。
これで次回からは、フレームに着手できそうです。
フレーム関係の記事ってどうなんでしょう?興味ある方いらっしゃるでしょうか?
ま、いいか、、、もしかしたら、どなたかが読んでくれるかもしれないし、、

時間も以前より余裕ができたし、ブログがんばろ。
今日はここでおしまいです。最後まで読んで頂きありがとうございます。
それでは明日もがんばってください。
 

 

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