TT250Rレイド エンジン分解 クランクケース分解

ども、のやつです。
今回もTT250Rレイドさんのエンジンを分解していきます。
今回は、

TT250Rレイドのエンジン クランクケース分解

です。
やっとここまできました。クライマックスです。
この作業で失敗して、クランクケースを壊してしまうと、取り返しのつかないことになります。失敗は許されません、、、
、、、、まぁ、そんなに大げさにならなくても、失敗したらそれはそれで、ブログ的にはおもしろいのですが、エンジンをもう一基購入するお金はありません。
焦らずに慎重に進めます。
まずは、、、

クランクセパレーターです。
 クランクセパレーターさんです。
その名のとうり、クランクケースの分解用の工具です。他の工具でもクランクケースを分解することはできると思うのですが、
その工具を新しく買うのならば、少しお金がかかっても、素直に専用の工具を買って、工具の力に頼りたいと思い、以前購入したものです。
数千円で安心が買えます。経験が少ない私のような人には、この数千円が失敗と成功の分かれ目になりかねません、数万円の失敗の代償を払わずに、数千円で成功を買いたいのです。

工具をセットしました。
 早速クランクセパレーターをセットします。工具の大きさが足りなくてこのようなセットの仕方になってしまいました。
このままクランクセパレーターを締めこんでいきますと。写真の右側の部分は引き上げられますが、左側の部分が引き上げられず、斜めにクランクケースを引っ張ってしまいます。ですが、セパレーターがとどかないので、左側はプラスチックハンマーでコンコン叩いてあげて、クランクケースが斜めに引っ張られないようにします。

クランクケースが開いてきました。
 クランクケースセパレーターを締めこむと、クランクケースが引き上げられます。
写真の右側が先に上がります、そしたら、写真の左側の方をプラスチックハンマーなどで、下から上にコンコン叩きます。そうしますと左側も上がってきます。隙間がなるべく均等になるように叩きます。
また、トランスミッションなどのシャフトが引き上げているケースにくっ付いてくることがあります、そのような場合はシャフトを叩いて下側のクランクケースに残るようにします。叩く時は、引き上げているクランクケースに手を添えて、クランクケースが動かないようにしてあげます。
叩く力は手首だけ使ってハンマーでコンコンつついてシャフトを落とす感じです。
腕の肘から先を振って叩くような大きな力で叩きますと、クランクケースのクランクセパレーターをセットしたネジ穴の部分が割れる可能性があります。そーなりますと、
エンジン一基、お買い上げ
 の悲しいバツゲームが待っています。
上手くトランスミッションのシャフトが抜けない場合は諦めて、トランスミッションごと
クランクケースを分割します。分割した後にバラバラになったトランスミッションを元に戻します。
 もう少しで分割できそうです、、、、、

分割できました。
できた。
よし、分解できた。
流石クランクセパレーターさん、本当に出番が少ないですが、役に立ってくれます。
今回も無事クランクをセパレートして頂きありがとうございます。
それでは次の出番まで、工具箱の奥でひっそりしていてください。
あ、大丈夫ですよ、またすぐ出番きますから、お金払った分はちゃんと働いていただきますので、、、

ここまでできましたら、エンジン分解はほぼ終了です。
と、言っても分解が終わったら、洗浄、部品交換、組み付けなんですけどね、、、
走り出すにはまだ先は長いですね、、、
大きなトラブルもなく、作業できました。今日はここで区切りがいいので、ここでおしまいです。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます。
次回はクランクケースの中身を分解していきますね、
それでは明日もがんばってください。

ーーーーー追記-----
クランクケース分解でとても大事なことを書き忘れていました。
クランクケースを分割する時にシフトの星形の部品をクランクケースにぶつからないように位置を合わせます。合わせずに分割しようとしますと、シフトドラムが引っかかってクランクケースが分割しにくいです。

シフトドラム分解の時の位置を合わせます。

 写真の位置にあわせて、星形の部品とクランクケースがぶつからないようにします。
隙間がとても小さいです、ギリギリなので、ご注意くださいませ、またこの位置まで
シフトドラムが回らない時は、トランスミッションのシャフトをくるくる回すとシフトドラムが回るようになります。

 

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