突然ですが、KDX220R クランクベアリング取り外しです。

ども、のやつです。
突然ですが、KDX220Rのエンジン分解始めました。
分解済エンジン。

2ストエンジン、220CCのエンジンです。突然ですが、このエンジンをくみたてますね。
KDX220ってバイク、ご存知でしょうか?約25年前のバイクだそうです。
古いので、リフレッシュします。
もう分解されていますので、各部品を新品部品に入れ替えながら組み立てていきますね。

交換する予定の部品です。
これらが今回交換する予定の部品です。
ベアリングは全部交換です。
ピストン、ピストンリング、サーモスタット、など、30点ほどの部品を組み込みます。2ストのエンジンは、クランクシャフトのベアリングが傷みやすいそうなので、
社外品の丈夫なパーツを組み込むのです。
、、、たくさんあるな、、
上手く組めるかしら、、、


えっと、、もう分解が終わって、いや終わってないです。
クランクシャフトベアリングの取り外しからです。
では、作業開始です。

KDX220R,クランクベアリング取り外し

クランクベアリングを外します。
自作プーラー、、、撃沈、、、
整備書によりますと、ベアリングプーラーを使用して取り外すそうです。
たったこれだけの説明しかありませんでした。まぁ、そうなんでしょうけど、、
自作のプーラーで引っ張ってみましたが、自作プーラーは強度不足で、曲がってしまいました。
インターネットで検索すると、大きなベアリングプーラーで引っ張っている写真がたくさんありました。
どうしよ、あんなイカツイやつ持ってない、、

ベアリングセパレーターしか持ってないです。
今回購入した工具はこれです。ベアリングセパレーターだけです。
だって、ベアリングプーラーのセットはお高いんですもの、、自作プーラーと組み合わせれば外せると、簡単に考えていました。
、、、外れない、と言うか自作プーラーが壊れてしまいました。
なにかコツがあるのでしょうか、、、

しょうがないので、このベアリングセパレーターのみで挑戦します。だってベアリングセパレーターですもの、ベアリングをセパレートするためにやってきた工具なんですもの、引っ張れなくても、セパレートはしてくださいよ、セパレーターさん、、
ベアリングセパレーターをセットします。

ベアリングセパレーターをセットしまして、とりあえずヒートガンであたためました。そして、ラスペネさんをふきつけまして、、セパレーターを締め込みます。
あまり無理な力で締めこむと、買ったばかりの工具が壊れそうなので、ほどほどに締め付けました。
「ほどほど」ってどれくらいかといいますと、
メガネレンチを手のひらで握って、肘から先で力をかける感じです。腕全体の力を使ったり、体重をかけて締め付けるよりはかなり弱い力です。
そして、次はどうしたのかといいますと、
ヒートガンでベアリングが温まったので、クランクシャフトだけ冷やしました。
クランクシャフトだけ冷やしました。

クランクシャフトにパーツクリーナーを
「シュッ」っと吹き付けました。
きっとこれで、ベアリングは熱で大きくなって、クランクシャフトは冷やされて、小さくなり、クランクシャフトとベアリングの隙間が大きくなる、、、、
目ではわかりませんが、きっとそうなって、ベアリングが抜きやすくなるはずです。
、、、、、、がまだベアリングは動きませんです。
最終手段です。

まだベアリングが抜けないので、叩いてみました。両側からベアリングプーラーを「コンコン」とハンマーで叩いて、振動で
ベアリングを動かそうと考えました。
片側だけ叩いても力がかからないので、両側から挟み込むように「コンコン」とたたきました。
力の加減はハンマーを持った手の手首だけ使って叩くくらいの強さです。
コンコン、コンコン、、、、、
チャリン、チャリン、、、
!!
音が変わった!!
動いた!!!
ハンマーで叩いて振動を与えましたら、ベアリングが動きました。
ベアリングがうごいたので、ベアリングセパレーターをさらに締めこむことができます。
これ以上は抜けないですね。

セパレーターの上下のネジを均等に締め付けていきます。一方のネジを締めつけていきますと締め付けの手ごたえが重くなります、そうなりましたら、もう一方のネジを締め付けます。これを何度か繰り返しました。何度か締め付けをくりかえしますと、
こうなりました。



一度動いたベアリングは抜きやすいです。
ここまでセパレートできました。
流石ベアリングセパレーターさん。
ありがとうございます。
ここまでくればあとは、自分の持っている
小さなプーラーでも引き抜けそうです。
、、、、工具代をケチらずにセットの大きなプーラーセットを買っておけばこんな苦労はしないのでしょうね、、、
でも、もうちょっとお安くなりませんかねぇ、、、、

後はプーラーでひっぱります。
あとはプーラーで引っ張ります。
ここまで抜けているので、スルスルっと抜けました。
無事両側のクランクベアリングの取り外しができました。

これで、次回からは組み付けの作業にとりかかれそうです。
あ、他のバイクも順番に作業しますので、
是非またご訪問お待ちしております。

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。
それでは明日もがんばってください

 

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